食塩の目標量と減塩について

 

上の表は2010年度版日本人の食事摂取基準の食塩の目標量を示したものです。

ブログの順番がまわってきて今回は食塩についてまとめよう!と思い、学生時代に使用していた教科書を引っ張り出してきました…懐かしい(^_^;)

表の見方としましては、18歳~29歳の女性の食塩の目標量は7.5g/日未満ということになります(ピンクの蛍光ペンを引いている右側の値に当たります)

細かな数値の説明は割愛致しますが、日本人の食事摂取基準において食塩の目標量は、高血圧や脳卒中などの生活習慣病の一次予防を目的として策定されている値です。

日本人の食事摂取基準は5年毎に改定が行われており、2023年現在の最新版は2020年度版です。

では最新版2020年度の食事摂取基準の食塩の目標量はどうなっているのでしょうか?

2010年度版18~70歳以上歳男性9.0g/日未満18~70歳以上女性7.5g/日未満2020年度版18~75歳以上男性7.5g/日未満18~75歳以上6.5g/日未満

なんと10年の間で18~75歳以上男性で1.5g/日18~75歳以上女性で1.0g/日も目標量が厳しくなっているのです。

そもそも世界の主要な高血圧治療ガイドラインでは6g/日未満、WHOの一般向けガイドラインでも5g/日未満が推奨されています。

みそや醤油を使用する日本型の食生活において、いきなり目標値を6gや5gに設定するのは実施可能性の観点からふさわしくないをいうことで、当面の目標として現在の食塩の目標量が示されているに過ぎず、今後の流れとしてより目標量は厳しくなっていくかもしれません。

 

そこで普段の食生活でできる塩分を減らすための工夫をご紹介したいと思います^^

①だしを濃くとる

だしのうまみをきかせ、素材の味を生かした料理をこころがけましょう。きのこや貝類のうまみも上手に利用しましょう

②香辛料を活用しましょう

しょうがやハーブ、ごまやナッツの香ばしさ、ゆずやかぼすなどの酸味、カレー粉やわさび等を活用したレシピを献立のなかに取り入れてみましょう

③汁物は具だくさんに

食材の味が合わさってうまみが増え薄味でもおいしく食べられます。また汁が少なくなるので自然に塩分を減らせます

④煮物は表面に味をつける

中に味がしみこむ煮込み料理は塩分が多くなりがちです。だしでしっかり煮た後、仕上げに調味料を加え表面に味をつけるようにしましょう

⑤1人分ずつ盛り付ける

取り分けて食べると量が分かりにくく、食べ過ぎにつながり塩分を取りすぎてしまう場合もあります

⑥調味料はつけて食べる

しょうゆやソースなどは料理に直接かけるのではなく、小皿に入れてつけて食べることで思わずかけすぎてしまうことを防ぎます

そしてドレミ薬局ではいくつかの減塩食品をご用意しております♪

マイサイズシリーズ、ウレシオ、塩分ひかえめつゆ、塩分ゼロうどん…などなど

つらく感じがちな減塩生活を支えてくれる商品達ばかりです♪

ぜひ香椎駅をご利用の際は3階ドレミ薬局にお立ち寄りください♪

私自身も皆様の健康のお役にたてるよう日々の勉強を頑張ります!

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